原作小説｜冷血公爵の心変わり｜ネタバレ・外伝

密輸船で再会した以降の話です。

• エルインは半ば強制的に公爵邸に連れてこられ、いきなり結婚の話をするロアンのことを恐ろしく思っています。
• しかし、ロアンの愛と屋敷での心温かいもてなしを受け、エルインは次第に心を開きどこか懐かしさと既視感を覚えます。また、たまに断片的な過去を夢で見るようになります。
• エルインは自分で商売を始めたいと言って商業の勉強と、きのこの栽培を始めます。
• エルインはきのこの栽培をしている温室の床に描かれている魔法陣についてロアンに聞きます（エルイン自身はそれが魔法陣と気づいていない）
• ロアンはエルインが記憶を戻しつつあるのではないかと思い、ユリアナのもとを訪れ、自分が魔法によって二度目の人生を生きていることを話し、エルインにまた悲劇が訪れるのではないか心配します。
• ロアンは、エルインに記憶を取り戻してほしいと思っていますが、反面つらい過去は思い出さないで欲しいと願っています。また元々は自分が彼女を殺そうとしたことによって引き起こされた悲劇なのでずっと苦しんでいます。
• ユリアナは、この魔法はエルインを守るためのものなので心配ないと伝えます。
• ロアンとエルインは西部へ視察に出かけます。そしてエルインは自分がロアンを愛していることに気づき、ロアンに告白します。
• 帰りの馬車の中でエルインは夢を見ます。ロアンは、それは夢ではなく記憶だと言ってエルインに遂に回帰前の真実を話します。
• エルインは混乱しながらも、過去はどうであれ今のロアンを愛していると言います。
• 伯爵邸に戻るとユリアナが訪ねてきました。魔法の力が大きくなっていて、それはエルインの願いがまだ叶っていないことが原因ではないかと話します。
• ある夜、エルインは遂に記憶を呼び覚ます夢を見ます。それは、捕らわれた自分を助けに来て殺される回帰前のロアンの姿でした。
• エルインは、ロアンが一人でこの記憶をずっと抱えて生きてきたと思うとたまらなくなり、「今度は自分がロアンのそばにいて守る」と言ってロアンを抱きしめます。
• そして、ロアンはエルインにプロポーズして結婚します。

外伝のストーリーです

• 結婚後、エルインは貴族の作法の勉強で忙しくロアンはちょっと不満です。
• 二人は建国記念パーティに参加しますが、途中エルインが体調を崩します。
• エルインは妊娠をしていてつわりが酷く、食事も満足に取れないのでロアンが食べさせてあげています。そのおかげでエルインはつわりがなくなりますが、今度はロアンにつわりが移り食事が喉を通らなくなってしまいます（笑）。
• まだ魔法は完全に消滅してません。エルインの願いは「子供が欲しい」でした。
• 女の子が生まれソフィアと名付けます。ついに魔法が完成し物語は完結です。