【ピッコマ】ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜【ネタバレ】

ヒロインの家の話が終わってから楽しさが急減するような気分です。
個人的には、ヒロインが原作小説に入ったというよりは、そのまま回帰したという設定の方がより似合うと思います。
現代人がヒロインとして生まれたというには、致命的に乖離感があります。初・中盤は面白く読みました。

6巻まで全部読みましたが、結論としては2巻まで読めばいい感じです。3巻からは2部だと思って、タイトルとは違う小説を読んでいるようです。それでも面白いから関係ないという方は 読んでみてください！ 面白いです。
2部はロマンスというよりほとんどファンタジーに近いと思います。

一応1巻から6巻まで退屈する暇もなく面白く読みましたが、何か惜しい気がします！個人的に小説ではロマンス比重が高いことを好むせいか、ヒーローとヒロインの話だけにしたらもっと濃いロマンスが充分に出ることができたと思うんですよ。再会後、本格的なロマンス展開を期待しながら2巻まで読んで全巻決済したのに話が違う方向に流れていったので残念でした。だからといってロマンスが完全に少ないわけではなくて二人のテンションもすごくいいのですが、二人のストーリーがちょっと残念な感じです。

個人的に本当に魅力のある作品でした。 後巻が退屈だという評価が多いが、私的には退屈さはあまり感じませんでしたね。 ヒロイン周辺で本当にサイコパスみたいな子達がひどくこじれて、私はヒロインをとても心配しながら読みました。 外伝で少しでも幸せなお嬢様が見られるといいですね （涙）

構成が比較的しっかりしています。まったく予期せぬ方式で、しかしとても説得力のある方式で解決されるエピソードがあって、どうやって作家がこのような構想を思いついたのか一人で感嘆した部分もありました。
ヒーローの愛は厚く堅いし、ヒロインは他人のために譲るとか犠牲にすると言ってもヒーローから離れるとかいうことはせず、望むことをはっきり欲張って表現するため、この2人の関係そのものには何の葛藤もありません。 だから読んでいる間も心が痛くなったり、息苦しくなったりしませんでした。

1から3巻はスラスラ読めて、残りの巻も退屈しません。 1から3巻まではタイトルとある程度内容が一致しますが、以降はヒロイン成長記？ 程度の感じです。 久しぶりに面白い小説でした。

タイトル通りのストーリーなら2巻までです。3巻からはロクサナ無双ですね。WEBTOONのタイトルが「ロクサナ」である理由でしょうか。 私は最後まで楽しく読みました。