野外飼育の反省点
今年は、自作したカブトムシ小屋で飼育しました。
屋外での飼育の問題点は、とにかく「害虫(特にアリ)の発生」に尽きると思います。小屋周辺にアリ退治のゼリーやらを置いたりしましたが全く効果はありませんでした。一番困ったのがマットにも潜り込んでしまう点です。アリは卵を襲うので注意が必要です。
屋外で飼育する以上アリを完全に排除するのは不可能ですが、来年に向けて少なくとも大発生しないような対策を考えたいところです。
それと、今回は大きめの小屋を作ったのでせっかくだからと40匹前後に増やしましたが、やっぱり多すぎました。ウチの小屋ぐらいでも15匹前後がちょうどいい感じです。
カブトムシ幼虫の飼育について
前回は「あまり手間をかけない」をモットーに屋外での多頭飼育をやってみましたが、実際は風雨対策や害虫対策などに気を使い、羽化時には他の蛹に気を配ったりなどなにかと落ち着きませんでした。幼虫の状態を把握できないのもストレスでした。そしてエサ不足ではなかったはずですが、羽化した成虫はなぜか全体的に小ぶりだったのもちょっと残念でした。
以上の点を踏まえて、今年はプレミアムクリアボトル(PCB-1100)を使って単独飼育に挑戦することにします。使用マットは「ダイナステス マスターズ 廣島」さんの「マスターズBeetleマット」をチョイス。このマットは臭いも少なくきめ細やかで中々良さそうです。
最終的に幼虫は93匹になりました。どのくらい大きくなるのか楽しみです。
単独飼育にはペットボトルでも代用できますが、この「プレミアムクリアボトル(PCB-1100)」は以下の点でとても使い勝手がよいです。
- 大きさが手ごろ(国産カブトムシの幼虫にはPCB-1100が最適)
- 蓋の側面に通気口があるので重ねて保管できる
- クリアなので幼虫やマットの状態を把握しやすい
- コバエの侵入がない
- PET素材なので軽量
- 蓋にあるフィルタは交換可能なので長く使えそう
- 屋内でも清潔な環境を保てる
逆に少しデメリットに感じるところは、
- 蓋の開け閉めが渋い
- 密閉度が高いので水分量に気を遣う
- 容器代のコストがかかる
- 数が増えるとマット交換の手間が増える
- 保管場所の問題
といったところでしょうか。
93匹をすべてクリアボトルで飼育するので初期投資は結構かかりましたが、やはり一匹ずつ状態を確認できるのは安心感につながります。問題なのはその保管場所です。
今は玄関先に仮置きしていますが、まだまだ暑い日が続くので風通しの良いところに置きたいところです。さてどこに置こうか・・・